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看護学科

山田教授(看護学科)が編著書を出版されました

 本学保健医療学部看護学科所属の山田 教授が、編著書を出版されましたのでご紹介いたします。

【以下、山田教授より】

 この3月に、『中国雲南の書承文化:記録・保存・継承』(勉誠出版)という本を出版しました。これは私が代表者を務めた共同研究プロジェクト(「中国雲南におけるテクスト研究の新展開」、東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所、2015-2017年度)による研究成果でもあります。

 私たちの身の回りには、文字やテクストがあふれています。ここでいう「テクスト」とは、例えば、教科書や新聞、書籍はもちろん、メールなど電子的な文章、あるいはカレンダーや看板、レシートなどといった文字で書き記したもの全般を指します。今日の私たちの社会生活は、文字やテクストがなければ成り立たないといっても過言ではないでしょう。

 それにしても、私たちはいつ、どのようにして文字やテクストとこうした密な関係を結んだのでしょうか。そして文字やテクストを使うことで私たちの世界はどのような恩恵を受け、その反対に、何を失っているのでしょうか。とても興味深い問題ですが、日本社会をみるだけで答えを見つけるのは難しいように思います。

 私のフィールドワークをおこなう中国雲南地域には、近年に至るまでいわゆる無文字社会であった人たちがたくさん暮らしています。私は本書を通じて、無文字社会にあった人びとが、どのように文字文化に触れ、それを受容していったかという課題に向き合いました。ある山地民の社会においては、文字は必ずしも読んだり書いたりできなくてよいようでした。テクストは、家財と同様、唯一無二のモノとして、持っていることにこそ意味があると考えられていました。

 こうした問題に興味がある方はぜひ手にとってみてください。大学図書館でも読めるようにしておきます。

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(看護学科 山田敦士)