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リハビリテーション学科

作業療法学専攻教員 介護新聞に連載中! 「動き出しは当事者から」

対象者に共感することの大切さは誰もが否定しないことだと思います。しかし、健康である私たちは他者から介護される経験、まして臥床で動けない経験もおそらくほとんどないと思います。体位交換といっても、枕やクッションを挿入する場所、方法について学び実施しています。その根拠は、ここに枕を挿入したら安楽だろうという単なる想像です。なぜなら安楽か否か感じられるのは当事者だけだからです。自分がこれまで当事者に行っていた体位交換の手段を実際に自分で体験してみると、いかに苦痛を強いているか気づかされます。

しかし、体位交換も「動き出せる」という視点で体験、体感し工夫してみると安楽な手段が見つかります。普段私たちが当事者に行っている業務を、私たち自身が体感してみる機会をもつだけで、関わりが良い方向に変化するきっかけになります。

根拠のある関わりが大切だと言いますが、体位交換のような関わりで考えると、例えば数値的に圧が分散されたとか言う以前に、少なくとも私たち自身が体感しているという前提での関わりのほうがよほど根拠あるものだと思います。

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(作業療法学専攻 大堀具視)