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リハビリテーション学科

作業療法学専攻教員 介護新聞に連載中! 「動き出しは当事者から」

私たちは普段出来ること、出来そうだと思えることは自分なりに実施します。このことは病気や障害の有無とは無関係です。したがって、当事者の「出来ると思うよ」は正しい場合がほとんどです。自分のことは自分が一番よくわかっているからです。高齢者の場合、筋力やバランス能力、認知機能の低下と私たちから見て「出来ない」の判断材料はいくらでもあがります。ですから「出来る」へは非常に重い舵を切ることになり、その判断が遅れてしまいがちです。しかし、その間も廃用は刻々と進みます。そのうち病気、障害そのものが原因で出来ないのか、廃用により出来ないのか見えにくくなってしまい、いよいよ出来ない人が作られていってしまいます。本人の「出来ると思うよ」を信用し、それを支えることが私たちの大切な役割です。また、Eさんがそうであったように、衰えていく身体は環境と折り合いながらも、その方の生活を維持していくために機能しています。したがって、自宅という慣れた環境では私たちが想像する以上に動けますし、主人としての佇まいを感じさせてくれるものです。怖がっているのは私たちのほうではないでしょうか?

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(作業療法学専攻 大堀具視)