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リハビリテーション学科

「関わり」は「関わられ」でもある

病院も施設も多くの専門職が働く現場です。専門職はそれぞれの専門的知識をケアに活かす工夫や努力を重ねています。しかし、一つしかない当事者の身体に対して多くの専門職が関わることで注意しなければならないことがあると思います。専門の立場で関わることは、当事者の側にしてみると専門に応じた複数の解釈で“関わられている”可能性があるということです。起き上がること、移乗すること一つとってもいろいろな人が、それぞれ異なった解釈に応じて関わるのであれば、当事者には手も足も出せない状況がすぐにできてしまうのではないでしょうか。実際の現場でもご自分で移乗されることと、ほとんど力が入らず全介助されることが、状況次第では一人のご利用者に同時に存在していることをいつも教えられます。それが私たちの関わりに一生懸命に合わせて下さっているご利用者の姿なのだと思います。専門的知識や経験を活かすことはもちろん大切です、しかし、人が人と関わる上での原点は同じくしておかなければ、専門の押し付けになってしまう可能性があると思います。

 

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 (作業療法学専攻 大堀具視)