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リハビリテーション学科

謙虚で丁寧な姿勢

今回執筆いただいた大津留さんはじめ、ななとこ庵の職員の皆さんの行動にはいつも驚かされます。ご利用者に対する謙虚で真摯な姿勢です。いつのまにか介助になっていたコップで飲むという行為、その状況を奥様に職員全員で謝り行く。正直なところ、そこまでするのかと思ったほどです。しかしそれは、Kさんへの関わりに対する覚悟と、まだ「できる」を信じて見逃さないという自分たちに課した責任だったのでしょう。

その行動のとおり、映像を何度も見て小さな発見から仮設を立て実践されています。私は講習で、眼や指先のほんのわずかなものであっても「動き出し」はあると言っています。まさに、Kさんは目線と指先の握り返しで意思を伝え、職員がそれに応える、だから今なお生活で歩くということができています。

「歩く」はただの結果に過ぎません、身体に現れる本人の意思を汲み取り、信頼し応えることが関係性であり、次の何かに繋がるのは関係性の先にしか起こり得ないものだと考えます。大津留さんは、それを「人として当たり前」と表現しています。「動き出しは当事者から」これからもこの当たり前を、当たり前に実践していきたいと思います。

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(作業療法学専攻 大堀具視)