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総長・学長からのメッセージ

日本医療大学 総長 島本  和明

共生社会の実現を目指し 超々高齢化社会の課題解決に 貢献する

日本医療大学 総長

島本 和明

前 札幌医科大学 理事長・学長
医師、医学博士
日本高血圧学会理事長、国際高血圧学会理事等を歴任

本学は、札幌市を中心に東北、東京などで広く福祉介護のサービスを展開する「つしま医療福祉グループ」を母体に、2014年4月に開学しました。初年度に保健医療学部 看護学科、翌年同 リハビリテーション学科、そして昨年、同 診療放射線学科を設置しました。私は札幌医科大学学長から転じて昨年から本学総長を務めています。

 

「つしま医療福祉グループ」は障がいを持つ者であっても特別視されることなく地域で生活し、社会参加できるという〝ノーマライゼーション〟をわが国に広めるべく設立されました。本学もこれを受け継ぎ「共生社会の実現」を建学の精神としているところです。

ご承知のように現在日本は超々高齢化社会を迎えています。2025年には団塊の世代の大半が後期高齢者になります。これに対してどのように対応するか。わが国最大の課題です。とりわけ北海道は高齢化率が高く、広大な上に過疎化が進んでおり、超々高齢化社会の課題が顕著にあらわれています。こうした中で今最も求められているのが、医療福祉の現場を担う人材です。総長を拝命して1年になりましたが、本学に寄せる地域の期待と使命の大きさを改めて感じております。

本学は昨年、国民の健康福祉の増進に寄与することを目的に大学が設置する認知症研究所としては日本初となる 「日本医療大学認知症研究所」を開設しました。今や日本の平均寿命は世界でも一、二を争う高さですが、男性10年、女性13年の平均寿命と健康寿命との開き、すなわち自立して生活できない期間があります。その原因を探れば半数以上が脳卒中と認知症です。とりわけ認知症は2025年には全国で700万人を超えると見込まれており、社会を挙げての対応が求められています。研究所は昨年開設したばかりですが、すでに道内健康食品メーカーや中央の財団からの委託研究が始まっています。

また北海道では超々高齢化社会を支えるリーダー、高度な専門知識を持った教育や研究を担う人材が不足していることから、本学に大学院を開設する準備を進めています。本学の三つの学科を発展させた専攻科に加え、「統合認知学」という専攻科を創設し、これと認知症研究所を連携させて社会の期待に応えたいと考えています。

このように今日本が直面している最大の課題に応えていくことが本学の使命ですが、大学の運営としては〝学生ファースト〟を徹底していきたいと考えています。教員も、職員も学生ファースト。みなさまの期待に応えられる教育、充実したキャンパスライフをお約束します。

日本医療大学 学長 傳野 隆一

開学4年目 教育と研究の両面で 質的充実を図る

日本医療大学 学長

傳野 隆一

前 札幌医科大学 医療人育成センター長
医師、医学博士
日本死の臨床研究会世話人等を歴任

2014年に開学した本学の歩みも4年目に入りました。昨年4月、保健医療学部 診療放射線学科が設置され、建学時に構想した全ての学科がそろいました。診療放射線学科の1期生を迎えた真栄キャンパスはにぎやかさが増し、サークル活動、学校行事を通じて学生間の交流が盛んになってきたことを日々感じています。

一方、開学初年度に開設した看護学科は4年目。初年度に迎えた新入生も、これまでの学びの総まとめとなる4年次に入りました。当初は、高校生のあどけなさが残り、心配もしましたが、1年次から2年次、3年次と大きく成長しました。特に実習先で周りの人に対する気遣いや思いやりを学んだのでしょう。本格的な実習が始まった昨年の成長は目をみはるものがありました。

そうした学生たちが、いよいよ就職活動、最大の関門である国家試験に臨むことから、本年4月「キャリア学修支援センター」を開設しました。就職と国試対策は、これまで就職・進路対策委員会で対応してきましたが、今年からは専任職員を配置してサポートにあたります。本学の前身「専門学校日本福祉リハビリテーション学院」「専門学校日本福祉看護・診療放射線学院」は驚異的ともいえる国家試験合格率を誇りました。大学として生まれ変わった今、この実績を超えること、まさに〝100%合格〟を実現すべく取り組みを進めることがセンターの役割となります。

就職については開学と同時に道内外の医療機関から盛んな働きかけがありました。これまでは就職・進路対策委員会の教員が対応にあたっていましたが、研究や講義で対応できないこともありました。今回センターができ、専従職員が配置されたことから、本学に求人を寄せていただく事業所に対しても常時対応可能となりますから、広く活用していただきたいと思います。

一昨年度「日本医療大学認知症研究所」が開設されました。これにあわせて研究の倫理性を審査する研究倫理委員会を立ち上げ、研究体制の強化を図りました。教育面では、今期カリキュラム委員会を立ち上げ、リメディアル教育※の導入を含め、教育内容の再検討に着手します。さらに今期は大学自己点検評価についての取り組みを始めたいと考えています。入試については来春から大学入試センター試験利用入試を導入し、推薦入試、一般入試、AO入試との4本立てとします。

看護学、リハビリテーション学、診療放射線学という開学時の構想は完成しました。それを受けて教育と研究の両面で質の充実を図ったのが昨期であり、今期の取り組みにつながります。開学4年、地域社会からいただいた高い評価に甘んじることなく、自己革新に努めてまいります。

※基礎学力を補うために行われる補習教育